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【セカツクスポンサーインタビュー 第8弾】「生まれ変わったら犬になるから、今しかない!」— 奇跡の“ご縁”が生んだ演劇ユニット『Kトゥエンティワン』の笑いと優しさ、壮大な夢のすべて

2025.06.19

こんにちは!採用担当の保科です。

セカツクは芸能関係者を支援する取り組みの一環として、演劇団体のスポンサー事業を行っています。


「人を楽しませ、感動させる」


そんな表現者である役者さんや劇団関係者の皆様を応援したいという思いと、「変わりたい人が、変わり続けられる会社で在る」という当社のビジョンとのシナジーから始まった取り組みです。

俳優・声優・芸人など、多くの夢追い人が自分の可能性を信じて舞台に立つ姿に、私たちは深く共感しています!

今回は、実際に演劇業界の現場で活躍している皆様が何を考え、どのような思いでセカツクと関わってくださっているのかインタビューを行いました。

第七弾は、「健康バラエティ俳優」と「翻訳家」という異色の経歴を持つお二人が主宰する、新進気鋭の演劇ユニット【Kトゥエンティワン】のKいちさん、福田久美子さんです。

お二人は、ショーパブや路上パフォーマンス、映像翻訳など、それぞれの道を歩んだ末に演劇の舞台で出会い、ユニットを結成。

「観終わった後に、人が少し優しくなれるような演劇」をコンセプトに、観客一人ひとりの心に温かい灯りをともしたいという熱い想いを胸に活動しています。

そんなお二人には、演劇への情熱の源泉、ユニット結成に隠された奇跡の“ご縁”など、沢山語っていただきました♪

是非、最後までご覧ください!

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セカツクのスポンサー事業詳細
芸能関係者支援についての代表インタビュー

Contents

本日はよろしくお願いいたします! さっそくですがKいちさん、公式サイトの「健康バラエティ俳優」という肩書きが非常に気になります…。

Kいちさん: あ、見ちゃいました?(笑) 僕、ショーパブ出身なんで、歌も踊りもダンスも…って、歌と踊りとダンスは一緒か!(笑)

要するに、「何でもやるバラエティ豊かな俳優」って意味なんです。

そのルーツを教えて頂きたいです!

Kいちさん: 僕の人生、本当に節操がなくて(笑)。高校1年までサッカー一筋だったのに、あるきっかけで部活を草むしりさせられることになって。

サッカーがしたいのにできない!って時に、友達に誘われてバドミントン部に入ったら、なんと高2で全国大会に出ちゃったんです。

すごい転身ですね!

Kいちさん: でしょ? このままバドミントンで大学に行こうと思って日体大とかまで見学に行ったのに、高3の時にテレビでサッカーの「ドーハの悲劇」を見てしまって。

「俺が日本代表になるしかない!」ってサッカー熱が再燃したんです。それで宮崎から石川県のサッカーの専門学校に進学したんですけど…気づいたら、ずっとスノボやってました(笑)。

もう、この頃から僕の“健康バラエティ俳優”の素質は出てたんでしょうね。自分の“やりたい”っていう欲に勝てない。

専門学校では2年間で2人、1年ずつ彼女もできて、すごく満喫して(笑)。卒業してから、今度は「歌をやりたい」と思って上京したんです。実家が宮崎の田舎でレコード屋をやってたんで。

そこで、ついにショーパブと出会うわけですね。

Kいちさん: そうなんです。東京で新聞配達しながら、ある仕事の打ち合わせでショーパブに行ったんですよ。そこで見たステージのカルチャーショックがすごくて。ワタナベエンターテインメントとかの芸人さんたちが歌って踊ってコントしてて、もう最高に面白かった。

僕は勧誘を受けてた側なのに、そっちのショーの方が気になっちゃって、その日のうちに店長に「僕もここで働きたいです!」って直談判して。忘れもしない、ミスチルの『シーソーゲーム』を歌って、オーディションに合格しました。

そこで歌もダンスもお笑いも芝居も全部学びました。僕の原点ですね。

ショーパブ時代のKいちさん

福田さんもユニークな経歴をお持ちですよね。

福田さん: そうですね。学生時代にイギリスに留学して、英文学を学んでいました。初めて本場で観たシェイクスピアの舞台が『真夏の夜の夢』で、すごく感動したのを覚えています。

Kいちさん: ほら、そういう縁って繋げればキリがないんだけど、僕がシェイクスピアで初めてやった役も『真夏の夜の夢』のパック役だったんですよ。

すごい繋がりですね! イギリスでの経験が今の活動に?

福田さん: ええ。私が通っていた大学には演劇学部があって、学生たちが毎週のように安価で実験的な舞台を上演していたんです。演劇がすごく身近な環境で、私も「何か表現したいな」と思うようになったのが最初のきっかけですね。

帰国後は、その語学力を活かして映画の字幕や吹替の台本を作る「映像翻訳」の仕事を15年以上続けてきました。物語の言葉を紡ぐという意味では、今の脚本執筆のルーツはそこにあるんです。

30代でスカウトされて一度は俳優活動を始めたのですが、結婚や子育てもあって、15年ほどお休みしていました。

その間も舞台や映画を観ては「ああ、続けていればよかったな。生まれ変わったら絶対やめないでおこう」って思ってたんです。

海外の方も参加した演劇WSで通訳を担当した福田さん

15年のブランクは大きいですね。

福田さん: ある日、ふと思い出したんですよ。私、小学校の卒業文集に「生まれ変わったらなりたいもの:高級な犬」って書いたなって。可愛がってもらえるから(笑)。

高級な犬!(笑)

福田さん: ええ(笑)。その瞬間、ハッとしたんです。

「待って。生まれ変わったら犬になるなら、人間としてお芝居ができるのは“今”しかないじゃない!」って。

それで、もう一度やろうと決心しました。

福田さん(左)とKいちさん(右)

そんな個性的なお二人が出会ったきっかけは何だったのでしょうか?

Kいちさん: 表参道にあるシナリオセンターの講師の方と知り合って、そこの新人脚本家さんの脚本を舞台化するっていう企画で出会いました。それが5、6年前かな。

福田さん: そこから何度か舞台で共演する機会があって。でもユニット結成の直接のきっかけは、コロナ禍でした。

逆境がきっかけだったんですね。そして「Kトウェンティワン」というユニット名も気になります。

Kいちさん: ユニット名を決める時、僕が昔からアルファベットの「K」が大好きだっていう話をしたんです。アクセサリーとかも全部Kで。そしたら彼女も「私もKが好き」って言うんですよ。

福田さん: 私、旧姓が「児玉(Kodama)」なので、子どもの頃からイニシャルが「KK」だったんです。だからKには愛着があって。

Kいちさん: 「いや、でも俺の方が絶対Kを好きだ!」って張り合ってたら、今度は数字の「21」も二人とも好きだっていう話になって。僕がサッカーの背番号でずっと21番をつけてたって言ったら…。

福田さん: 私も目覚ましアラームを7時21分にセットするくらい好きだから、「いや私の方が!」って(笑)。で、そこで言い合ってて、蓋を開けてみたら、なんと二人とも21日生まれだったんです。

そんなことってあるんですか!?

Kいちさん: 僕が6月21日で、彼女が11月21日。もう、これは“ご縁”以外の何物でもないなって。それでユニット名は『Kトウェンティワン』に決まりました。

コロナで舞台ができなくなった時、この名前で僕の誕生日記念のオンライン生配信イベントをやったのが、ユニットとしての本当の船出でしたね

Kトゥエンティワンが作る作品には、どのような想いが込められているのでしょうか?

Kいちさん: 僕たちが目指しているのは、「観終わった後に、観た人が誰かに対して少しだけ優しくなれるような演劇」です。

帰り道に、おばあちゃんを見たら席を譲ってあげようかなとか、道端に落ちてるゴミを拾ってみようかなとか。そういう小さな優しさの連鎖が、きっと世の中を良くしていくと思う。

僕たちの芝居が、そのきっかけになれたら最高ですね。

福田さん: 私たちの理念として、ホームページには「衣食住」の次に大切なものとして「演(エン)」を掲げています。これは、演劇の「演」であり、エンタメの「エン」、そして何より「ご縁」の「エン」なんです。

今日こうしてお会いできたのも、まさに「ご縁」ですよね。

Kいちさん: この「ご縁」を大切にしたいから、僕たち、自分たちの公演では主宰の二人が自ら受付に立つんですよ。

終わった後、お客さん一人ひとりの顔を見て「ありがとうございました」って直接言いたいじゃないですか。それに、そうすれば誰も逃げられないし(笑)。

役者さんとの関係性もユニークだと伺いました。固定の劇団員は置かないんですよね?

福田さん: はい。私たちは公演ごとに、その作品の世界観に合った俳優さんをキャスティングするプロデュース形式をとっています。

固定メンバーだと、良くも悪くも関係性が慣れてしまうことがあるけれど、毎回新しい出会いだと、お互いにリスペクトが生まれて新鮮な気持ちで作品作りに臨めるんです。

Kいちさん: 稽古場では、演者さんの意見はキャリアに関係なくどんどん聞きます。そうすると、みんなものすごく喋り出すんですよ(笑)。

本当に演劇が好きな人たちが集まって、作品を良くするために本気でディスカッションする。座組の仲の良さと、その熱量はちょっとした自慢ですね。

Kトゥエンティワンの5月公演『母さんが嫁ぐ日」

Kトゥエンティワンさんの活動理念は、私たちセカツクのスポンサー支援とも通じるものがあると感じます。弊社の社長はチケットを半額負担したり、演劇活動を優先できるよう急なシフト変更にも対応したりと、俳優が活動しやすい環境作りに力を入れています。こうした企業の支援制度について、お二人はどうお感じになりますか?

福田さん:それはもう、第一に素晴らしいことだと思います。

まず現実的な話として、1円でも協賛の金額があれば、その分を役者さんたちのギャラにプラスできる。これは作り手にとって本当に大きなことです。

やはり、金銭的な支援は重要ですよね。

福田さん: それだけではありません。「演劇の公演に企業が協賛する」ということが、当たり前になり得るんだ、と観客や出演者に知ってもらえる効果も大きいと感じています。

演劇界、特に小劇場では、公演ごとに協賛を募る文化がまだ浸透していません。私たち作り手側はチケットを売る「営業」まで自分たちでやろうとしていますが、そこは専門外。

そこにビジネスのプロである企業の方が参加してくだされば、演劇界にもっとお金も人も動いて、活性化するはずです。企業さんとのコラボが「普通」になるくらい繋がっていけばいいなと思います。

Kいちさん: 本当にそう思います。僕、警備のバイトを7年くらい続けてるんですが、建築業界の人たちって、普段なかなか演劇を観る機会がないんですよ。

エンタメと建築業界って、接点が少ない。だから僕は、現場で7年間ひたすらチラシを配り続けたんです。

そうしたら、本当におじ様たちが観に来てくれたり、「何か手伝うよ」って言ってくれる会社の人が現れたりして。

その時思ったんです。例えば、建築業界をテーマにした心温まる作品を作って、そこにその会社の求人チラシを折り込んだらどうだろうって。

作品を通して仕事のやりがいを伝えて、ご縁が繋がるかもしれない。どんな会社にも物語があるから、そのコンセプトに合わせた作品を作って、社会と演劇を繋げる架け橋になれたら最高ですよね。

素晴らしい夢ですね…! その夢に向かう、具体的な次の一歩についてもぜひお伺いしたいです。宣伝も兼ねて今後のご予定を教えてください!

福田さんまずは、この秋に舞台に出演します。2025年の9月に、『煙が目にしみる』という作品にKトゥエンティワンとして二人で演者として出演するんです。

Kいちさん: 僕たち二人とも演者として出るだけでなく、ユニットとして「スペシャルサポート」という立場でも公演全体をバックアップします!

福田さん: そして、来年の冬にはファン待望の…と言っていいのかな(笑)、2026年の2月に、Kトゥエンティワンの本公演を「下北沢シアター711」でやることが決まっています!

Kいちさん:あとは、 YouTubeもやってるんですよ! 『ムービーラブちゃん』っていうチャンネルで。

福田さん: あとは、KトゥエンティワンとしてのFacebookページと、私たちそれぞれのX(旧Twitter)とInstagramがあります。公演の最新情報はこちらでチェックしていただければと思います。

お二人のYouTubeチャンネル「ムービーラブちゃん」

本日は楽しいお話をありがとうございました!

Kいちさん: こちらこそ! まずは目の前の人に感謝、ですね。みくるちゃん(新卒の工藤)、本当にありがとう!

福田さん: ありがとうございました。Kトゥエンティワンは、とにかく「楽しい」っていう言葉が絶対に伝わるユニットだと思うので、ぜひ劇場に遊びに来てください。


Kいちさんの太陽のようなエネルギーと、福田さんの月のような知的なツッコミが生み出す空気は、それ自体が一つの作品のようでした。

笑いの絶えない会話の中にも、演劇と人に対するどこまでも深く、真摯な愛情が確かに存在していました。

「観た人が少し優しくなれる演劇」、その答えがお二人自身なのだと実感した時間です。この温かいご縁が、劇場でさらに多くの人に繋がっていくのを、心から楽しみにしています!

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